マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

高齢者によく見られる下肢の浮腫は重要?リンパドレナージュマッサージの有用性

 

こんにちは。訪問マッサージ師のめりーです。

訪問マッサージは患者の99%が高齢者で、緩和ケア的な仕事です。

紆余曲折いろんなことをして今に至る高齢者の方々、マッサージ師にできることは微々たるものですが、それでもお役に立てているという自負は持っています。

 

高齢者患者は病気のオンパレードで、一人の患者で本が一冊書けてしまいそうなほど既往があります。

マッサージ師の治療前評価でやたら言われるのが浮腫どうする?問題。

高齢者の浮腫ってどうにかなるもんでしょうか。

 

なぜ起きる?浮腫・むくみ

そもそもなんで浮腫が起きるのでしょうか?

押して指の跡が残るほどの浮腫は病的と言えます。見た目もちょっとコワイかもしれない。

浮腫は循環機能の低下や浸透圧の異常などで起きます。高齢者は全身の機能が低下しているので、何が原因かようわからん状態になっています。

こと一般マッサージ臨床においてはっきり浮腫が出ている人は心疾患や腎疾患を持っていることが多いです。

 

既往データやケアマネさんの話から伺えるのは、患者さん周囲の人たちは浮腫を心配しているものの、ドクターは「まあしょうがないよなあ」と思っている感じ。

主治医と全く会わないのでなんとも言えませんが、私がドクターだったらうーんしょうがないよなあと思うと思う。

 

浮腫が超ひどくなるとどうなる?

リンパ浮腫など特別な疾患の重い浮腫はめちゃくちゃ腫れます。表皮も崩壊し、かさぶただらけになります。外見的にショッキングなので患者さんの精神負担が大きいです。

浮腫はリンパドレナージュで多少軽減できると言われておりますが、程度が重くなるとマッサージ直後は軽減されても数分〜1時間程度で元に戻ってしまいます。

 

リンパドレナージュは表皮の弾性でリンパを流すのですが、内圧によって圧力を変えないといけません。表皮を守りつつ結構な圧力を加えるのは難しい技術です。重い浮腫は表皮が崩壊しているのでマッサージ自体が厳しくなります。

 

マッサージ師ができる浮腫の対処法

浮腫は体に水が多すぎることも原因の一つなので、降圧剤とか利尿薬が処方されていることがあります。高齢者の浮腫はいろんな原因があったりして、こういう薬が出ててもまるっと浮腫がなくならないことがあります。

多少浮腫があっても見た目が気になるだけで機能に問題がない(と判断されている)と放ったらかしになっているのが実情かなーという印象です。

 

 

しかし我々も接客業ですから患者さんや家族が言うのであれば何かをせにゃなりませんな。

 

マッサージ師ができるのはリンパドレナージュと運動によって筋ポンプ作用を促し浮腫を軽減するくらいでしょうか(他にあったら教えてちょ)。

筋ポンプ作用は他動運動あるいは自動運動で筋肉を収縮させて血流を促すというアレです。要は体を動かせばOK。

 

臨床上、個人的にはマッサージよりも筋ポンプの方が有用だと思います。

マッサージでリンパドレナージュしても次の日にはもう元に戻っているので、本当にその時だけ。同じ時間内で患者の利益を考えたら運動療法の方がいい気がします。

ちゃんと評価ができない分野なので難しいのですが、患者の自立に利益がある方がいいと私は考えています。

マッサージはマッサージ師がいないとダメだけど、運動は自分でもできるからね。

 

 

浮腫は難しい症状の一つですが、軽減と患者さんの利益を重視してモミモミしましょう。