マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

長期・慢性・不可逆的疾患の疼痛への対処法。マッサージは薬の代わりになるか?

 

こんにちは。訪問マッサージ師のめりーです。

患者さんに言われる訴えは色々ありますが、一番多いのが「痛い」。臨床に出ていると痛みにも治し方が色々あるなあと感じています。

 

誰しも痛いとすぐに鎮痛剤を飲みたくなるもんですが、鎮痛剤がよく効く痛みと、あんまり効果がない痛みがあって、これに頭を抱える人は多いのではないかと思います。

マッサージにも痛みを緩和する効果がありますが、はてさてマッサージは鎮痛剤の代わりになるのだろうか?

 

痛みは始まってからどのくらい経ったかで勝負が決まる?

痛みは始まってからの時間で治りやすさが決定すると言われています。実際私もそう思います。

というのも、人間の脳は結構いい加減なつくりで、大きな怪我や病気をすると、痛みを覚えて忘れられなくなってしまうことがある。

 

整形外科疾患で何年も痛い痛いと言っている方で、レントゲン等に異常が見られず治癒したと判断されている患者さんの中には、「あそこは痛いものなんだ」と覚えてしまっていることがあります。

脳が作っているので痛いのが治らない、ドクターショッピングする。

 

ペインクリニックにもこういう方はいるようで、鍼灸治療院に紹介をされてなんと鍼灸師が治癒させたということがありました。

 

痛い痛いと悩むのなら。嫌なことは忘れちまえ

ペインクリニックでは疼痛スケールを記録させ、改善を認識させようとしていたのですが、あんまり改善されなくて痛いことばっかり気にさせちゃって結局悩みと手間が増えてしまっていたよう。鍼灸師が記録を中止させて鍼打ちながらウンウン話を聞いていたら治ったそうです。

あくまで一つのケースですが、通院も痛みを思い出すきっかけになっていたりして人間の脳は難しいなあと思います。

 

マッサージ師ができる疼痛緩和とは?

はてマッサージには何ができるでしょうか。

ぶっちゃけ個人的にはマッサージしながら治るのを患者と一緒に期待するくらいしかできないなあと思っています。

 

マッサージできっちり治せる痛みは筋膜が痛い時と、血行不良で痛い時。

不可逆的疾患の変形性ひざ関節症も、関節水腫が若干軽減できるので内圧上昇のための痛みであれば緩和できます。

もちろん患者さんの性格にもよるけれど。患者さんが痛みに執着しているとどうにもなりません。

ズバッ!とは治らないので、やってみないと分からない感じです。

 

ただしマッサージの超強いところが、精神作用。

時間はかかりますが「この人にマッサージしてもらうとラクになる」と患者さんが学習してくれるとめちゃくちゃ治療効果が上がります。

 

薬や手術、物理療法といろんな治療がありますが、人が一生懸命、自分のために治療行為をしてくれている全貌を見れる治療はマッサージと看護だけだと思う。

全然医学的な話じゃないんだけど、痛みって理屈じゃない場合が結構あります。

 

マッサージは何かの代わりにはならん。どっちも使ってくれたまえ

薬を飲んでラクになってマッサージがいらないのであればそれで解決ですが、マッサージ師の目の前にいる患者さんは薬が効かないと言う人が多くなります。薬をたくさん飲んでもダメだった、手術してもダメだった、あれをしてもこれをしても・・・マッサージはどうかな!?と無茶なことを言われます。

色々やってダメなものが、正直マッサージで治るとは思えません。

そういう場合、痛みを治そうとするよりも、痛みとの付き合い方や生活習慣を改めた方がいいと考えています。

 

臨床で大事だなーと思うのが、痛みの原因です。

薬で直すべき痛みと、もうしょうがないなあという痛みがあります。その判断基準は始まってからの長さ。

「昨日転んだんだけど、なんか息すると痛い」とか言われたら速攻病院に行ってもらっています。まあ、当たり前っすね・・・。

 

マッサージは薬の代わりにはなりません。薬は薬であって、マッサージはマッサージだから。

ただ薬にはできないことがマッサージにはできます。逆も然り。

個人的には痛いという人にはどっちも必要なものだと思っています。

 

 

痛いと言われたらよく話を聞いてモミモミしましょう。