マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

臨床上マッサージ師が知っておきたい重要な言葉まとめ

こんばんは。めりーです。マッサージ師やっています。

保険適用のマッサージは介護や看護の言葉も知っておいたほうがコミュニケーションが円滑になります。

マッサージ臨床上で私が重要だと思う言葉と意味をまとめます。

引用した場合は

引用文章

とし、URLを添付します。

 

ちなみに猫は癒し要素で(^ ^)

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リハビリに関する言葉

・レベル

患者さんがどれくらい動けるか?どれくらい自分のことが自分でできるか?どれくらい機能を保てているか?をレベルと言います。レベルが低いというと、寝たきりに近い状態を指しています。

例文/あの患者さんのレベルはどうですか?→自分で歩けています。

 

・評価

レベルを測ることを意味します。測り方に決まりがあり、症状によっていろんなスケール(レベル表、ものさし)があります。

 

・介護度

介護度(要介護状態等区分とも言います)とは、要介護認定、要支援認定(以下「要介護認定等」と言います)で判定される介護の必要性の程度等を表します。

介護保険の介護度とは | 健康長寿ネット

臨床で見る介護度は要介護2〜5が多くなります。 5が一番重症の状態です。

 

・自立

患者さんが自分で出来るという意味です。「歩行自立」「ADL自立」などと言います。

 

・ADL

日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作で、「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」動作のことです。

自立生活の指標:日常生活動作(ADL)とは | 健康長寿ネット

マッサージ臨床においてよく使われる言葉が「ADL自立」です。ADL自立とは、健常者と同じで自分のことが自分で出来る、という意味です。 

 

・ROM

ROMとは、Range of motion の略で、関節可動域という意味です。

http://kumamotoh.johas.go.jp/diagnosis/35-1_chiikireha/file/rom-ex.pdf

関節があまり動かなくなった状態を「ROMが低下した」と言います。 マッサージ臨床ではROM運動というと関節運動を指しています。

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・自動運動/他動運動

患者が自分で体を動かす運動を自動運動、施術者が患者の体を動かす運動を他動運動と言います。

 

・拘縮

関節が動かなくなってしまったことを拘縮と言います。医療保険マッサージの主な治療目的となります。

 

様々な関節拘縮について

マッサージ適応である疾患の治療でも、高齢者の患者は不可逆的(もう元に戻らない)かつ器質的(体の素材)の変化があります。この場合治癒は見込めません。

例えば靭帯が骨になってしまうこと、関節が固まって動かなくなってしまうことがあります。

この場合、無理に動かそうとすると組織(体を作るもの)を損傷してしまい、炎症や激痛の原因となります。

マッサージ師の患者は高齢者であることがほとんどですので、体が変化していることを念頭に入れて治療したり、コミュニケーションをとる必要があります。

 

同意書とマッサージ適応について

保険適用のマッサージは同意書が出てからスタートとなります。基本的には同意書に基づいた治療をしなければいけません。

 

マッサージ適応は以下となります。

 

①筋麻痺

②関節拘縮

骨折や手術後の障害や脳血管障害、例えば脳梗塞などの後遺症などが対象です。関節が硬くて動かない、又は動きが悪い、筋肉が麻痺して、自由に動けない等が健康保険の対象です。

一般向け情報|公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会

 

マッサージの適用は対症療法として広めに捉えられています。これと言った傷病名ではなく、筋麻痺や関節拘縮がすでにある、あるいは今後進行するという場合に適応されます。

臨床ではどのような傷病で同意書が出されているかは様々です。整形外科だけでなく内科疾患でも非常に多く出されます。

 

老年医療のリハビリ

マッサージ師はリハビリをすると明言していることが多いですが、超高齢者では一度低下したADLを回復させるのは極めて困難です。徐々に低下する機能をいかに温存して行くかが老年医療リハビリの重要なポイントとなります。

 

臨床上、患者家族から非常に多く言われるのが「トイレ自立させてほしい」「歩かせてほしい」などです。医学的には非常に困難ですが、臨床ではやらざるを得ません。この時のコミュニケーションはとても難しいと感じます。

 

マッサージ師は老年医療についてあまり詳しく習いません。おそらく学校や教師によって教育が違い、また国家試験の受験年度によっても内容が違っています。

高齢者と接する以上は老年医療を学ぶべきです。

 

超高齢化社会におけるサルコペニアとフレイル

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/12/104_2602/_pdf

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看護に関する言葉

・バイタルチェック

バイタルサインを測定すること。マッサージ臨床では血圧・脈拍・体温を測定します。

バイタルサインとは「生命徴候」のことで、「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」「意識レベル」の5つがバイタルサインの基本です。

バイタルサインとは|目的と測定の仕方、正常値について | 看護に役立つ【ナース専科プラス】

  

・IVH 

中心静脈栄養のことです。食事ができないなどで栄養を全て点滴で行う場合、体内の奥にある静脈に点滴針を挿入し、点滴します。

患者さんの近くに黄色いカバーのかかった大きな点滴パックがあれば、IVHを行なっています。

一般的には左の鎖骨下静脈か、鼠径部の大腿静脈に挿入してあることが多いです。

マッサージ臨床ではIVHがある場合、関節の近くに点滴の針があるため、その関節は安静を保つ必要があります。

 

・バルーン

尿の排泄が困難である時、カテーテルを尿道に挿入している場合があります。その場合、尿パックに排泄された尿を貯めます。この尿パックのことをバルーンと言います。常にバルーンを着けている患者さんもいますので、カテーテルを引っ張らないようにバルーンの位置に気を配る必要があります。

 

・ライン

カテーテルのことをラインといいます。点滴やバルーンではラインが患者さんの体から出ていますので、施術時に引っ張らないように気をつける必要があります。

 

・吸入

自分で痰を出せない患者さんでは吸入器で看護師が排痰を行うことがあります。これを吸入と言います。施術中に患者さんの咳が止まらない、苦しそうというときはナースコールを押して吸入を頼みましょう。

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点滴の針位置について

IVHの項目でも書きましたが、点滴の針が挿入されている部位は安静を保つ必要があります。

IVHでは左鎖骨下か鼠径部に針があります。普通の点滴では腕、手背、足背など日によって針の位置が変わっていることがあり、毎回確認するようにしましょう。

特に認知症などで不穏がある患者さんは刺激すると抜管(自分で針を抜いてしまうこと)リスクになります。もちろん施設側が十分注意を払っていますが、抜管は場合によっては命に関わることがあります。

針位置の確認は必ず行うようにしましょう。

 

 

 お勉強になりました。今日もモミモミしてきます。