マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

マッサージ患者が同意書、請求書部位と違うところを揉んでと言ってきた時の対処法

お疲れ様です。めりーです。マッサージ師です。あん摩マッサージ指圧師です。

医療マッサージで患者さんが目的の治療部位と違うところを揉んで欲しいと言うことがあります。

これってアリなのかナシなのか?

今日は主訴と違うところは揉むべきかどうか問題です。

 

今日の癒し画像はペンギンです!

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マッサージ好きな患者さんの迷走あるある

マッサージの常連さんは、マッサージが好きで私たちに会いに来ます。ありがたい限り。ところが保険だと縛りがあって施術者が頭を抱えることもしばしば。

 

接骨院で患者さんの主訴が迷走しだす場合

例えば接骨院に患者さんが来た場合。最初は「リビングで転んで足を捻った」だったとしましょう。

炎症期がすぎたので治癒を早めるために足を揉みましたと。

ところが3週目くらいから「足はまだ痛いと思うんだけど、肩こりが気になるのよね」と言い始めました。

さあ、あなたはどうしますか!?

 

もう捻挫とか微妙な外傷なんて患者さんが治ったって言うまでは治ってないわけですよね。頻回だろうが長期だろうが可能な限り付き合ってあげるのが施術者の務めです。

しかし請求部位は足なんだけど、肩揉んでってアリなのナシなの?って思いませんか?

でもこっちも商売だし、肩の請求かけなければいいわけで、時間内であればサービスで揉むのではないかなと思います。

接骨院なら請求しなければOKでしょう。だってサービスだもの。

 

ちなみに病院でもこういう迷走沙汰はすごくあります。もう何の病気でかかっているのかわからんみたいな。接骨院も病院も大して変わらないと思います。

よっぽどだとドクターに相談することがありますが、基本的には施術者がうまいことやっている感じです。

基本的には先生も「いいよそんくらい」みたいな感じです。

 

マッサージ同意書で患者さんの主訴が迷走する場合

訪問マッサージは同意書と患者さんの訴えが全然違うことが結構あります。というか患者さんがマッサージをしたいと希望しているわけではなくて、家族希望で施術が開始されることが非常に多いです。

だから同意書はドクターが判断して書いてくれるのですが、「マッサージを受けたいと患者が言っているから」「マッサージを受けさせたいと患者家族が言っているから」という理由で同意書が出るので病気とか完全に関係ないです。

 

しかし整形外科の先生はマッサージを対症療法として認識しているので、部位を限定してくることが結構あります。

右麻痺なら右半身のみなどの処方がされます。

しかし実際は健側の方が負担が大きくマッサージが必要です。麻痺側はせいぜいストレッチくらいしかできません。

でもまあ絶対権力者の医者がそう処方しているので我々はただひたすらにうまいことやるのみです。

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厄介なのがこのように同意書の部位が限定されていて、なおかつその患者さんが医療マッサージをリラクゼーションみたいな感じで認識している時です。

 

マッサージの施術時間は限りがあります(2、30分くらい)。

が、女性のマダムみたいな患者さんでは「全身コースで」と言われることがあります。

いや全身コースってエステじゃないんだから^^;

と思うのですが、まあ客商売なので喜んで出来ることをやるしかないですね。

全身コースで頭を揉んで欲しいと言われることがあるのですが、同意書のどこにも頭部ってないんですがこれって体幹とみなして良いのか?

患者さんがそう言うならばやってあげるしかないと思うのですが、大前提として揉んでも問題ないことが挙げられます。

全身コースを注文してくる患者さんはだいたいレベルが高めなのでしっかりマッサージしても問題ない感じですが、体調不良や変化があれば中止その他の判断が必要になります。

書かれていないことをやるならば、問診や観察はしっかりと行わなければいけないと思います。

 

また部位限定があれば、施術開始時に一言、同意書の内容を説明しておくべきです。

先生もそんなにシビアじゃないと思いますが、書いてないことをやると怒る人もいるかもしれません。

 

主訴が迷走しないために患者に説明すべきこと

主訴の迷走は面倒な患者を作り出す原因になります。あっちも痛い、こっちも痛い、あそこもここも揉んで欲しい・・・言われて困るのは施術者側です。

また何を治療しているかをしっかりと自覚させないと、患者の依存傾向を高めたり、治りを悪くする原因になります。

患者さんの方向性を定めてあげるというのも施術者側の義務であると私は考えています。

施術時に患者さんに説明した方が良いことをまとめます。

 

①診断

まず最初に、同意書や請求書の傷病内容が決定します。接骨院では診断という言葉は用いられません。

施術者あるいはスタッフは、患者さんに同意書や請求書を直接見せて、このような傷病で保険請求をしますと説明します。

 

②施術時の施術内容

毎回説明する必要はありませんが、初回施術時やキリの良いタイミングで施術内容を説明しておくと良いでしょう。

特にストレッチや運動療法は専門的すぎて目的が分かりにくいです。施術の説明は患者さんの信頼のためにとても大切なことだと思います。

 

③患者さんから請求部位と違う場所のマッサージを求められたら

出来るのであればやってあげた方がいいと私は思います。ただし、請求に部位の限定がある場合に過剰な要求をされた場合はしっかりと説明します。

例「同意書にはこの部位のマッサージができると書いてありますので、これはサービスです」

 

しかし実際にはマッサージ師と患者さんの関係は結構密なので言いにくいこともあると思います。

患者さんも空気は読んでくれますが、できないことを求められたらできませんと言わないといけません。

 

例えばよく転倒して骨折したけど、マッサージを受けたいと言う患者さんがいます。

この場合はバイタルチェックの上でマッサージ禁忌に触れてなければ損傷のない部位で行っても良いと思いますが、損傷部位には触れないことをしっかりと説明しなくてはいけません。

もし損傷がマッサージ直前だったり、発熱があるなど禁忌事項があれば、施術者の判断で中止します。

これはマッサージ師の名において行う(笑)行為ですから、ちゃんとやりましょう。

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患者さんを正しく導いてあげるのが、良いマッサージ師だと思う

主訴が迷走する患者さんは、お金をたくさん落としてくれるいいお客さんだと思います。マッサージ師がいないと生きていけない!みたいな客がたくさんいたら、マッサージ師は儲かる。うはうは。

でも私はそういうの良くないと思うんですよ。

マッサージ師なんてこの世にいない方がいいんですよ。マッサージ師だけでなく、医者も看護師もどこにもいない世界は、病気がないので素晴らしいと思います。

でもやむなくそういう世界にはなり得ないので、このような医療職という商売があるわけですね。

 

マッサージ師の存在が、患者さんの利益になった方がいいと私は思います。

それは金儲けとしてはいけてないのかもしれないけど、私は人として正しいことができるマッサージ師になりたいです。

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マッサージはサービス業なのに保険を使うという微妙な立ち位置。病院だと医者の権限が活用されているのですが、マッサージ師には権限がないのでうまいことやるしかありません。

患者さん・患者家族と、ケアマネと医者とマッサージ会社、そして自分が、円満になるように気を配ってあげる・・・それがマッサージ師の仕事かなと、私は考えています。

モミモミ。