マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

開業すれば良いという世の中の風潮に一言申す。開業権を放棄することは賢いと思う。マッサージ師は会社勤めオススメ

乙です。めりーです。マッサージ師です。あん摩マッサージ指圧師です。

あん摩マッサージ指圧師は開業権があります。開業権がある医療職の人たちは二言目には「開業しろ」と言います。

開業してるやつはすごいみたいな風潮があるのですが、私は開業しないで済むならしない方がいいと思っています。

マッサージ師の会社勤めは結構おいしいです。

今日は開業しないという選択は賢いと思うという話をします。

f:id:mogemilk:20181014230355j:plain

開業すれば良いという風潮が医療業界の不況に拍車をかけている

医師、歯科医師、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は、医療系の国家資格ですが、開業権があります。

開業権というのは、自分のお店を持って治療を行っても良い権利です。

医師・歯科医師は有名なんですけど、そのほかの資格は専門学校で取れるのに開業できるという大変お得な資格になっております。

 

そのためこれらの資格者は基本的には開業を目指して生きて行くし、同期の中では開業チキチキレースみたいなのが自然に起きて誰が早かったとかそういう知らせが来るようになります。

 

んが。

 

病院と歯医者と接骨院と治療院、あとついでに美容室もですが、めちゃんこ多くないですか?

そう。開業できるからってみんなバカみたいに開業するので競争激しすぎて大変な仕事になっちゃってるんですね。

儲かる儲からないは開業する人によるのでどの程度かは分かりませんが、参考までに日本の病院の4割は赤字経営になっているそうです。

 

需要に対して供給が多すぎます。

だから開業できるからって開業すると、結構大変な思いをすることになります。

 

同業者交流会の違和感。開業者の話は根性論になりがち

私は以前、鍼灸師の方で交流会に参加していました。

学生交流会なんてのも行ったのですが、開業ありきで話がされるので夢追い物語にしか聞こえませんでした。

お財布事情を話してくれた心優しい先生もいたのですけど、そこを聞いてもただ頑張っていればいつかバックがあるみたいな根性論にしか感じませんでした。

学生や下の人たちは「すごーい!」って感じで尊敬の眼差しを持って話を聞いていたのですが、ぼちぼち中年である私がその話を聞いても「いや家庭あるのにそんなんでいいんかい」くらいにしか思えませんでした。

開業者の体験談は偏りがある上に開業するハウツーを話す人はおらず、具体的なことがさっぱり分かりませんでした。

ビジネスには程遠い夢追い物語をする根性論の先輩と、それを尊敬の眼差しで見つめる後輩。

今の時代もうちょっとスマートに生きられるのではないかと思うのですが。

変な光景でした。

私はもうちょっと現実的な話を聞きたかったです。二度と参加していません。

f:id:mogemilk:20181001110822j:plain

会社勤めするなら開業権有資格のうち一番割りのいい仕事って何?

医師、歯科医師、柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は開業権がありますが、もちろん会社勤めをすることもできます。医師歯科医師は病院や歯科医院で、そのほかはそれなりの会社で働くことになります。

 

お医者の会社勤めは意外と大変らしいよ

お給料が良いとされているのは医師歯科医師ですが、勤務医はそれほど高給ではない(と言っても我々よりはずっと良いですよ)けど病院はブラック企業そのものなので時給換算が恐ろしくてできないという話をちょいちょい耳にします。

まあ病院によるんだと思うんですが。

基本的にお医者の会社勤めはそんなにお給料が高くありません。そのくせ仕事量は膨大なので割りに合わないと開業したくなる人が多いのだと思います。

 

柔道整復師が働く接骨院は、休みが少ない

接骨院では柔道整復師が外傷治療をしています。接骨院は大企業が少なく、あったとしても薄給な上に週休1日ということが結構あります。

また勤務時間も非常に長いです。午前8時から午後10時までのような長時間の営業時間なところが多く、交代制でないとかなり拘束されることになります。

接骨院は本当にブラック企業が多いです。正社員でも社会保険に入れないことが多々あります。

柔道整復師ではこのような接骨院のブラック蔓延に嫌気がさして、老人ホームで機能訓練士として働いていることがありますが、こちらも薄給になりがちです。

 

鍼灸師はそもそも働ける会社が少ない

鍼灸師はさらに残念で、鍼灸の会社はそもそもの数が少ないです。そのため鍼灸接骨院のような業態で鍼を打つ鍼灸師が多くなります。接骨院は上述したようにブラックの巣窟です。

接骨院に比べて鍼灸の治療院はさらに規模が小さくなります。開業者の弟子みたいな者がいまだに見られます。

規模の小さい会社は福利厚生手当が薄くなります。宿命です。

 

あん摩マッサージ指圧師は一番楽な仕事だと思う

あん摩マッサージ指圧師は訪問マッサージ会社がたくさんあります。マッサージ師が足りていないので会社の待遇がすごく良いです。やめないでほしい必死さが伝わってきます。

マッサージ会社は残業がなく週休二日で、福利厚生も完備されています。それでもブラック気味な会社はたくさんあるそうなんですが、普通に朝出勤して夕方帰れるという会社は医療職の中ですごく珍しいと思います。

8時に出社して6時に退社できるんですよ。信じられます?それがすでに奇跡。

接骨院なんか12時間拘束くらい当たり前でしたから。

ただし社会的に見たら薄給な方らしいんですけど、それでも普通の生活ができる程度の年収は確保できるし、何より夕方家に帰れるんだったら、もうしょうがないと思うな。

 

開業権有資格者の中で一番人らしい生活ができるのがマッサージ師です。

f:id:mogemilk:20180926170645j:plain

地味だけど安定志向。それが訪問マッサージだと思う

開業って派手でかっこいい感じはしますけれど、現実はとても厳しいです。共食い状態になってしまいがち。

ビジネスには常に何かしらのリスクがあります。

開業するとそのリスクを全部自分で負担しなければいけませんが、会社勤めは給料が安い代わりに会社がリスクを負担してくれます。

確かに高給目指して経営するのはかっこいいのかもしれませんが、それも成功すればの話です。

普通の人には難しいものだと私は思います。

できるかできないか分からないことに挑戦するよりも、いま確実にできることをしっかりと続けていく方が、社会的な成功に繋がると思います。

 

会社勤め、良いよ。

ありがとーう、会社よ!

モミモミ。