マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

賛否両論の日本国紀。あん摩マッサージ指圧師が読むと「確かに」と思うことがある。戦後の日本とここがヘンだよ医療業界

 おはようございます。めりーです。あん摩マッサージ指圧師です。

あん摩マッサージ指圧師は歴史が古い割に国家資格ができてからまだ30年経っていないという不思議な仕事です。

他業種から来た私は文化的に変だな?と思うことが多々ありました。

それもこれも政治的な背景があったりする関係があります。

かなり売れている「日本国記」を読みました。社会的にも話題になっているようですね(ツイッターとかでw)。

今日は日本国紀の感想と、マッサージ師の歴史について。

 

 

通史がざっくり分かるけど、戦争の話は地雷なので賛否両論な一冊

日本国紀は日本の歴史を縄文時代から平成まで判明している範囲で書かれています。著者の百田尚樹さんは普段から過激な発言が多いようでネットではかなりアンチが多いようです。

文中の表現も読んでいると「これは怒る人がいそうだ」という部分があったりして割と攻めな人だと思いました。

 

日本国紀のここが面白い。エンターテイメントとして読んでほしい

普通の本では「〜と言われている」「〜という説が有力だ」のように、無責任にぼやかして書かれていることが多いですが、日本国紀は「私はこうだと思う!!」というように主張が多く登場します。

これが怒る人がいそうな原因なのですが、私は個人的には非常にはっきりしていて面白いと思います。

よく本を読んでいると無難なことが書かれていて「あんたはどう思うのよ!」と感じることが多いのですが、炎上とかアンチが怖いのでついやりがち。

でも「俺はこう思う!」みたいに書かれていると気持ちがいいです。私は非常に好感を持ちました。

 

日本国紀を読むときの注意点。あくまで著者の意見として受け取ろう

私は学校教育で習った歴史をまるっと忘れていますw

また歴史についてほとんど無知な人です。正直この本一冊で歴史の勉強をしようというのはちょっと危険かなと思います。この本は専門書ではないです。

特に戦後の話は日本とアメリカの関係を取り扱っているのでかなりタブーに触れた言い回しがあるのではないかと思います。ネットで叩かれているのはその部分です。

具体的に言うと「某新聞社が社会操作をした」「ある政党がスパイ活動を行った」と言うように、個の名前を出して否定的とも言えることが書かれています。

歴史は諸説あるのが普通なので、日本国紀はあくまで百田尚樹さんの意見として受け取っておいた方が良さそうです。

 

「日本国紀」注目すべきは大東亜戦争後の日本

ネットで叩かれているのは全て大東亜戦争(太平洋戦争のこと。日本国紀では大東亜戦争と書かれている)以降の内容についてです。

戦後の政治については民主主義化が進んで?いろんな意見を言う人がいます。特に右翼的な人、左翼的な人など偏った考えを持っている人たちはあんまり近寄りたくないと私は認識しています。

天皇崇拝、軍、戦争などは私の認識では一般社会でもタブーです。特に医療の人たちはこれらの話題に全く触れません。

 

日本国紀の大東亜戦争以降の章に、「戦後の日本はGHQによる強い洗脳を受け、それが今も続いている」という一説があります。

これが非常に興味深いです。

大東亜戦争で負けた日本は、二度とアメリカに歯向かえないようにするためにGHQが日本人のプライドを壊すような教育をしたというような内容が書かれています。

GHQの洗脳は日本はダメな国だと国民に認識させることだそう。

日本国紀に書いてある、この百田尚樹さんの意見についてネットでは賛否両論あります。

 

私も日本人は否定的な洗脳を受けていると感じる

私個人は、百田さんの「戦後の日本はGHQによる強い洗脳を受け、それが今も続いている」という意見に同感です。

日本人は非常に否定をします。「しないわけにはいかない」というような言葉があるように、文法的にも否定を否定するという不思議な表現があります。

またネットやテレビで分かるように、「それは違う」という意見を言う人が非常に多いです。発言する人たちはほぼ否定意見から始まると言ってもいいのではないでしょうか。日本国紀もネットで非常に否定されています。

日本人は否定する人種です。否定する文化を持っています。

私はこの文化が明らかに不自然だと思います。

 

私はあん摩マッサージ指圧師として仕事を行っています。

私自身も、あん摩マッサージ指圧師や日本医療に対して否定的な見解をすることが多数あります。

ブログを書いていても「また否定しちゃったなあ」と思うことが多いです。

 

戦後の話をすると、活発に否定する人たちが現れますから、この否定文化は戦争後にできたものなのかな、と思います。

それまでは良かったけど、戦争で日本はダメになった。

無意識にそんな認識をしている人が多いのではないでしょうか。

 

あん摩マッサージ指圧師と大東亜戦争

ここからは日本国紀に書かれていない専門的なことです。

一見関係なさそうなのですが、マッサージ師も大東亜戦争で影響を受けた仕事だそうです。

 

江戸時代から続いていた「あん摩」と言う日本のマッサージがありました。あん摩は布団の上でマッサージを行います。古い医療行為ではありますが、今の病院とは全く違う文化なので、白衣を着ることはなく、消毒する文化もありませんでした。

そのため「不衛生だ」とされて、GHQから仕事をなくす圧力がかかったことがあるそうです。

(これも真実かどうか怪しいのですが)

しかし仕事に従事する人たちが反発したので、存続しました。

 

戦後、政府は西洋医学を発展させるためにそれまで日本にあった東洋医学を滅亡させようとしました。意図的にか、結果的にかは不明です。

いまだに日本の医療業界は「留学で渡米した医者はすごい」みたいな考えがあります。確かにアメリカの医療は優れているのかもしれませんが、医者にヨーロッパ留学をしている人が少ないです。

医療業界は閉鎖的な社会なので、アメリカ崇拝主義みたいなのが今も存在しています。

 

消滅の危機に遭ったあん摩の仕事。なんとか危機を乗り越えその後、あん摩マッサージ指圧師として都道府県知事発行の資格になりました。

あん摩マッサージ指圧師は平成を過ぎてから、厚生労働省管理の国家資格に変わりました。歴史の長い職業ですが、まだ国家資格ができてから30年経っていません。

 

マッサージ師の教育中に受ける洗脳がある

あん摩マッサージ指圧師は普通、専門学校へ通います。その教育課程や先輩との交流の中で、みんなが受ける洗脳があるんですね。

それが「リラクゼーションは悪だ」と言うことと、「あん摩マッサージ指圧師はダメだ」と言うことです。

 

リラクゼーションは国家資格のないマッサージ行為のことで、これはまあ分かるっちゃ分かるのですが、「あん摩マッサージ指圧師はダメだ」と習うことがあるんです。自己否定。

もちろん教科書にそう書かれているわけではありませんし、授業で先生がそう教えるわけでもありません。

しかし「戦後の日本は西洋医学が流入してきて・・・」「先進医療は医者が・・・」「結局手術や薬が一番治る・・・」みたいに遠回しにあん摩マッサージ指圧師を否定する内容を刷り込まれます。

また業界の先輩と話していると、「所詮あん摩マッサージ指圧師だから」のような言い方をする人が非常に多いです。

 

私もこれを刷り込まれていて、今も同業者やあん摩マッサージ指圧師の教育に否定的な考えがあります。

 

 

医療業界の色々を考えると、「戦後の日本はGHQにより洗脳された」というのにすごくうなずけます。

外から来た人が考えると本当に不自然だな、変だなと思うことがあるんですね。

ずっと中にいたら、洗脳されっぱなしなので気づかないと思うのですが。

業種転換して来た人は、一歩離れて業界を見た方がいいかもしれません。

 

 

良くも悪くも話題になっている日本国紀。

私は良い本だと思います。読んでみて下さい。

ヨミヨミ。