マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

私があん摩マッサージ指圧師って最高にカッコいい仕事だと思う5つの理由

こんばんは。めりーです。あん摩マッサージ指圧師です。

私はマッサージ師という仕事が非常にカッコいい仕事だと思っています。

マッサージ師は人に感謝される仕事ですが、泥臭い部分もあるし、医療や介護の社会問題に直面する複雑な部分もあります。それも全部含めて、マッサージ師はカッコいいと思う。

今日はマッサージ師がなぜカッコいいかを語ります。

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私が医を目指したきっかけはブラックジャックだった(気がする)

ブラックジャックはカッコいいですよね。

医師会長に「頼む!わしの息子を助けてくれ!!医師免許も用意した!」と土下座されても、免許証をビリッビリに破き、

5億だ。

5億で診てやる。

ハァ〜シビれる。一回言ってみたいですな。

 

ブラックジャックはカッコいいです。

さて、しかしブラックジャックは外科医ですね。

お医者になるには類い稀なる才能と、類い稀なる経済環境が必須です。

まあ当然一般家庭に生まれ、特になんの才能もなく育った私にはなるすべもなく。医者になりたいと思ったことすら人生で一度もありませんでした。

医者というと命を救うみたいな仕事なんですけど、現実のお医者は普通に社会に揉まれているので普通の給料もらったり普通に残業で悩んでいたりするようです。

 

医者にはなれなくても現実世界では医療従事者には比較的誰でもなることができます。

医療従事者にも色々あるんですけど、ブラックジャックみたいに開業できるという仕事の一つに、あん摩マッサージ指圧師があります。

あん摩マッサージ指圧師は、社会的にも医療業界的にも絶妙な、微妙な立ち位置にいます。

 

あん摩マッサージ指圧師の仕事とは

あん摩マッサージ指圧師(私はマッサージ師と表現します)は、マッサージをすることを業として許された国家資格です。

マッサージ店は世の中にたくさんありますが、そのほとんどのマッサージ従事者は国家資格を持っていません。

そのためマッサージ店はマッサージ店と名乗りません。リラクゼーションとか、「もみほぐし」などと自称しています。

 

ではマッサージ師はどこで何をしているかというと、もちろんリラクゼーションにいることもあるのですが、基本的には医療施設などでマッサージやリハビリ業務を行っています。

マッサージ師が最も多く働いているのが訪問マッサージ会社です。

主に高齢者の患者に、医者の同意を得てマッサージやリハビリなどの医療行為をしています。

よくマッサージ師は「マッサージは医療行為です」「国家資格が必要です」と言っているのですが、実際はマッサージには国家資格が必要な医療行為であるマッサージと、そうでないマッサージが存在しています。

 

医療行為のマッサージは主に病気や怪我、障害を持った人に行われています。

いろんな目的がありますが、マッサージ自体が目的ということもあるので医療行為と言うにしてもちょっと微妙な立ち位置です。

ただし一つだけ確実なのは、国家資格を持つマッサージ師の患者は、無資格者に扱える状態ではありません。絶対に無理、と断言できます。そのくらい重症度の高い人たちにマッサージを行っています。

 

私が思うあん摩マッサージ指圧師がカッコいい5つの理由

医療マッサージはかなり専門的で一般の人は認識していません。マッサージと言われるとエステみたいなのを想像したり、スポーツトレーナーみたいなのを想像する人が多いのかな?

でも医療マッサージってかなりダークかつディープな世界だと思います。

私が思うあん摩マッサージ指圧師がカッコいい理由を熱く語ります。

 

①マッサージって実は超難しい

肩もみみたいなのは誰にでもできますね。リラクゼーションで行われているのも、肩もみの延長です。

でもマッサージって本当に病気の人にやるとなると、超難しいです。

人体に関する知識以外にも、病気の知識、介護の知識、東洋医学の知識など、いろんな勉強が必要になります。

勉強していないと病気の人にマッサージはできません。

簡単そうに見えて実は超難しい。ギャップがカッコいいと思います。

 

②他者の人生を見ることができる

医療マッサージの患者さんは高齢者がほとんどです。患者さんはいろんな病気や障害を持っています。

マッサージでは患者さんとの会話が他の医療と比べてとても多いです。

体のことだけでなく、今まで経験した病気や苦労を聞くことが多々あります。

また患者さんの家族とも面識を持つことが多く、様々な家庭を客観的に見ることがあります。

そこで何か思ったり分かったりすることはなく、本当にただ見るだけです。私たちは、ただの傍観者です。

それが、カッコいいと思います。

 

③生に寄り添い、死に寄り添う

マッサージの患者さんは慢性期(病気や怪我の治療が終わり、安定したころ)から終末期(死の手前)までが多くなります。

一人の患者さんに付き合う時間が長いため、患者さんが亡くなるまでマッサージをすることがあります。これを「看取り」と言います。

特に訪問マッサージなど重症の患者さんを扱う仕事は看取りの経験を必ずします。

精神的にくるものがあって、実際に直面するとかなりきついし、へこみます。

しかし他人の人生を最期まで一緒に歩むなんて、こういう仕事でないとなかなかできません。

これは最高にカッコいいと思います。

 

④肝心なことはできない

マッサージ師はマッサージ以外のことができません。もし患者さんについて「ここをこうしたらいいのに」と思っても、それを言うことすら難しいことがあります。

他スタッフに伝えられればもちろん言いますが、色々考えると黙って飲み下すのが一番いいことがあります。

具体的にはなかなか言えないのですが、秘密を自己消化しなければいけない時があるんですね。

それは結構苦しいし、解決してあげられるならしてあげたい、でもできないと、葛藤し悩むこともあります。

肝心なことはできないのです。

あまり良いことではないのかもしれませんが、無力であるというのも、マッサージ師のカッコいいポイントだと思います。

 

⑤東洋医学という究極奥義がある

病院で治療が終了してもう何もできません、このままですと言われた症状は、医学的にそれ以上考えることができません。

しかしマッサージ師は東洋医学を習っているので、理論を切り替えて治療を行うということができます。

東洋医学には治療効果が確実ではない、個人差があるなど致命的な弱点もあるのですが、何もできないという状態にはなりません。

北斗の拳の秘孔みたいなのが本当にあるんですね。まあツボなんですけど。

ケンシロウのようにはできないし、やっぱりあれはフィクションなんですが、疾患や症状に応じたツボを刺激するということはできます。

そういうオリエンタルマジック要素が医療従事者なのにできるっていうのはとってもカッコいいと思います。

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あん摩マッサージ指圧師は、カッコいい仕事です。

マッサージ師がダークでディープな理由、ちょっとご理解頂けたでしょうか。

ブラックジャックみたいに派手なブラックさとかかっこよさがあるわけじゃないし、現実世界のお医者みたいに絶対的な正義みたいなのもありません。

人間くさくて、ちょっと情けないような時もあります。

でも現実の医療の中で、こういう仕事はなかなかないなーと私は思います。

カッコいいだけじゃなくて、もちろん辛かったり、やりきれなかったりすることもありますが、それはどんな仕事も一緒。

 

私はあん摩マッサージ指圧師に、なれて良かったと思っています。

モミモミ。