マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

訪問マッサージ師の業務引き継ぎのやり方。分からないことは先に聞いておくとあとで楽!

お疲れ様です。めりーです。あん摩マッサージ指圧師です。

訪問マッサージ師は患者を引き継ぐことがあります。

 

業務引き継ぎは厄介な仕事の一つですが、これをしっかりできればどこに行っても円滑な仕事ができます。

業務引き継ぎに気をつけるべきポイントをまとめます。

 

 

訪問マッサージ師の引き継ぎ業務時に気をつけるべき注意事項

マッサージ師同士の情報共有は業務上とても大切です。どの程度しっかりやっているかでその組織の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。

患者さんの信頼にも影響を与えるし、安定した円滑な業務のために引き継ぎをきちんと行える環境は必要不可欠です。

 

引き継ぎ時に気をつけたいこと

引き継ぎ内容は以下の通りになります。

 

  • 患者個人情報(名前・住所・年齢)
  • キーパーソン(家族or施設orケアマネ)
  • 緊急時連絡先(救急車or関係者or在宅医)
  • 患者主疾患、同意書内容
  • 患者既往歴
  • 手術歴、人工物が入っていればその旨
  • 内服薬
  • 患者の性格
  • 患者、家族の希望
  • 窓口料金や書類の受け渡しのやり方
  • 運動評価があればその旨

 

引き継ぎ時に限らず注意したいのは、患者情報の全てを把握できることは極めて稀です。今までに罹患した病気は患者とその家族が記憶しているだけの情報になります。

主疾患についても病院から情報をもらうことは現状不可能に近いです。患者と家族の話を聞き、身体状況や内服薬から想像することしかできません。

疾患が進行中であると状況が変化していくこともあり、毎回の施術でよく観察するように気を配る必要があります。

 

ずさんな会社だと書面で簡単に書いたものを渡されるだけで引き継ぎが終わることがあります。

社内ですら肝心な情報を全くもらえないことがあるので、事前に分からないことを会社や前任者に質問しておくようにしましょう。

 

施設入居患者ではその施設にオリジナルルールがあることがあります。

手洗いうがいの場所や、マスクの通年着用義務、連絡担当者、駐車場なども確認する必要があります。

 

訪問マッサージはわからないことだらけで始めなくてはいけない業務です。わからないのなら人に聞く。当たり前ですがこれがきちんとできないと、仕事に影響が出ます。

 

引き継ぎ内容で特に気をつけておきたいことをピックアップしてまとめます。

 

キーパーソン

マッサージではリハビリを求められることがあります。

リハビリを求めているのが患者であれば話は簡単ですが、患者のレベル低下が進行しているにも関わらず家族や場合によってはケアマネが求めてくることがあります。

時に無理な要求をされることすらありますが、マッサージ師は接客業であることに留意して可能な限りマッサージ施術においてのキーパーソンの意思を尊重します。

もちろん不可能なことはやんわり説明する必要はありますが、時間をかけて理解させて行った方がトラブルが起きません。

キーパーソンと会える環境ならば会うたびに優しく説明をして現状を認識させます。

 

緊急連絡先

特に、独居患者では緊急時にどこに連絡をするか施術開始前に確認すべきです。

家族やケアマネに電話を直結してもらえるのか、在宅医では判断を仰げるのか聞いておきます。

マッサージ師が各位に個人的に連絡を取るのはおそらく社会的に無理があります。社内連絡チームの会議時に事前に聞いておくようにしましょう。

 

独居患者は患者と自分が二人きりですので、いざという時の味方を準備しておくとその後の処理がスムーズになります。

また信頼があれば、救急通報をしたときに用意する必要のある保険証や病院に持っていく必要のあるものの保管場所を聞いておきます。

 

緊急連絡時に必要なものは以下です。

  • 保険証
  • お薬手帳(あれば)
  • 診察券(あれば)
  • 現金
  • スリッパ
  • 上着
  • 車椅子、杖など歩行補助具(あれば)

とりあえずこれだけあればあとは何とかなります。

搬送時は救急隊にも質問するなどして患者さんが搬送先で困らないようにしてあげましょう。

 

内服薬

マッサージ師は薬学をほとんど学ばないので専門外ですが、内服薬はどんな病気の何の治療をしているか分かる情報です。

薬剤名が分からなくても何の薬を飲んでいますか?と聞くだけでOKです。

高齢者の患者さんはほとんどが降圧剤を内服していますが、中にはたまに精神薬や抗てんかん薬を内服している人がいます。

場合によっては副作用で振戦が現れることもあり、ADL低下のリスクになることがあります。

リスクを察知し、注意喚起するために、内服薬について聞いておくのは有効です。

 

マッサージ師が業務引き継ぎ時に次のマッサージ師に頼んではいけないこと

患者とその周辺環境の情報は的確にやりとりする必要がありますが、具体的な手技の内容などは後任者の判断に委ねる必要があると私は考えています。

例えば自分が軽擦しかしていなかったから、軽擦だけしてくださいというのは言ってはいけないことだと思います。

マッサージ師は人によって知識や技能レベルが全く違います。

病院にいた人もいれば、ずっとリラクゼーションにいた人、ずっと開業していた人など経験が様々です。

また年数が浅くてもよく勉強している人、長年やっていても全く身についていない人もいます。

人によってレベルが全く違うのです。

 

マッサージ師は自分がマッサージ師として仕事をしているというプライドとアイデンティティを持っています。それを刺激すると、あとで大変な思いをするのは自分であると思います。

何をやるか?というのは、担当者が決めることであって前任者が決めていいことではないと私は思います。

仮に後任者が後輩だったとしても、聞かれるまでは言わないようにするのが無難です。

 

現場を見ていると明らかに判断を誤って無理なことをしているマッサージ師もいます。

でもそれを注意するのは他のマッサージ師にはとても危険なことだと思います。その人は地雷かもしれない。

あまりに眼に余るようなら、技術ミーティングなどを上司に提案するなどして本人に直接言わないで分からせるようにします。

上司にミーティングを提案するときも、相当な信頼がなければ個人名は出さない方が無難です。

 

他人のプライドを刺激して良いことは何もありません。社会的に自分の身を守ることは何よりも大切です。

 

 

 

患者さんのためにしっかり引き継ぎしてモミモミしましょう。