マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

緩和ケア従事者が連休を取ることのリスクと必要性

こんにちは。めりーです。あん摩マッサージ指圧師です。

今年のゴールデンウィークは10連休と稀に見る長さで、多くの医療従事者はその中でも働いていると思います。私は幸運にも休みを取れたので全部休みました。ごめんなさい。

ゴールデンウィークに限らず何かあったときに長期の連休を取ると、現場状況が変化します。

特に緩和ケアには終末期の患者さんが多数いるので連休を挟むと2度と会えなくなってしまったということがあります。

それでも、休めるのなら休むべきだと私は考えています。

今日はこんな話。

 

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緩和ケアの人は連休を取るべきか?取らざるべきか?

お盆やお正月、冠婚葬祭などで連休を取る必要があることがあります。

3日くらいで連休が終わることが多いような気がしますが、中には1週間以上休めるチャンスも会社によってはありますね。

休みが長ければ長いほど仕事が溜まっていたり状況が変化しているものですが、連休明けに考えなくてはいけないのはその処理です。

そうは言っても人間たるもの休みは必要。仕事が人生の全てではありません。

 

「今日が最後かもしれない」連休明けに遭遇する問題

しかし緩和ケアの患者さんは毎回「次があるだろうか」と感じる状態です。

患者さんが聡明であるとご自身が体調を分かっているので、「休みます」と言うと嫌がられることがあります。

私も連休前に休みの話を患者さんにしたら、「休まないで」とは言わないものの、とても不服そうに色々と言われました(笑)

確かに毎日が最後かもしれない人だったら、1週間会えないとなるとかなり危機的な状況なのかもしれません。

訪問マッサージの患者さんにも、多くはありませんが緩和している人がいて、その方は毎日がマッサージ最後の日かもしれない状態です。

連休が明けたら施術中止連絡がくるかもしれない。

それは覚悟の上であえて連休を取りました。

 

休むことの必要性

私は休んでいい日は休むべきだと考えています。

割と仕事が好きな方ですが、仕事人間になってはいけないと思っています。

医療従事者も人間であり、人生を楽しむ権利を持っています。たまたま仕事が医療職というだけです。

患者さんはデリケートな存在ですが、お客です。

お客のために休日を返上して働くビジネスマンも多くいますが、それは私がやるべきことでは無いと思います。

仕事よりも大切なことがある。

たとえ人命がかかっていたとしても、それは仕事です。自分の生活と混同してはいけないと思います。人命があるからこそ仕事として捉えないと、辛くなってしまい長く続けることができなくなります。

 

仕事とプライベートは分けないと苦しくなると思う

医療、介護の人ほど、仕事とプライベートは分けるべきだと思います。仕事に熱心で、感情的な人は特にこれが大切です。

私は結構患者さんを感情的に捉えるくせがあります。もともと飲食業界で働いていたので、命というもを感情的に捉えています。

しかし医療現場や介護現場では入院すると患者さんがそのまま戻ってこないことが、頻繁にあります。

訪問マッサージではホスピス系の施設に行くこともあり、生命を感情的に捉えていると、仕事ができなくなります。

人が亡くなることに接する仕事であるからこそ、仕事を仕事としてドライに捉えなければいけません。これは自分の精神を守るためです。

 

1年目、私はホスピス系の病院で働いていましたが、これがうまくできずに抑うつ状態になりました。

知り合いの元看護師さんに、救命で勤務していたのですが、耐えられなくなり看護師自体を辞めてしまったという人もいます。

 

医療従事者は、仕事を長く続けることが、多くの患者さんを救うことになります。仕事を長く続けるには、自分を守り、安全に、余裕のある生活をしなければいけません。

感情的に物事を捉える人は心苦しくなって淘汰されてしまいます。

患者さんに寄り添うことはとても大切ですし、全ての医療従事者がやるべきことですが、患者さんのためにも自分のためにも、業務は仕事として捉えなければいけません。

 

優しい性格の人ほど休みはしっかり取らないといけない

医療、介護職に優しい性格の人は不利であると感じています。

医療従事者にも色んな人、色んな性格の人がいます。少なくとも私がいたホスピスや訪問マッサージを見る限りでは、ベテランで一つの現場に長く在籍している人は、割り切って作業をしているような人だと感じます。

仕事に無頓着だと苦しくなることがないので長く務めることができます。

その分、スキル的にはレベルが低いのかもしれませんが、低空飛行で飛び続けることほど、今の私に必要だと感じるスキルはありません。

 

私は良くも悪くも優しい性格です。誰にでも優しくする傾向があるので、ときにトラブルに巻き込まれたり、自分が傷つくことがあります。

最初はこういう性格の人は、訪問マッサージや緩和ケアに合っていると思いましたが、それだけでは生き残れないということに気づきました。

自分を守るためにはある程度、心に壁を設けないといけない時があります。

 

休みとは、患者と自分の越えられない壁である

休みを取ることは、業務が仕事であり、自分の生活にリンクしていないというけじめのようなものです。

特にやるべきことがなく、目的がなくても、休みは取らないといけないと思います。

仕事の勤務時間や休みとは、患者さんと自分の越えられない壁です。

 

人によってはこの壁を取ってしまう人がいます。プライベートで患者さんと仲良くなり、一緒に食事をする人もいます。

でも今の私は、それはやってはいけないと感じています。

 

医療職には時々正解のない問題に遭遇します。

患者さんと仲良くなるか?というのも、正解がありません。人によって答えが違います。

私は優しい性格で、仕事に熱心だからこそ、患者さんと仲良くなってはいけないと思います。

それが例え、患者さんにとって人生最後の日だったとしても、私が公休の日に会うことはできません。

 

患者さんのそばにい続けるのは、その人の親しい人であるべきです。私ではありません。

 

 

感情的に優しい性格の人、特に女性に多いような気がします。熱心で意識の高い女性は、患者と自分の間に壁を作るべきです。

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余談ですが、私は自分の熱心さに嫌気がさす時があります。

仕事を一生懸命やることが馬鹿馬鹿しいと思います。周りを見ているとこんなに仕事について考えている人が少ない気がします。

だから考えていることを話すと引かれるか、尊敬されるか、とにかく少なからず距離を感じることになります。

みんな真面目に仕事をしていますが、私と同じ経験をしているマッサージ師の、一般会社員は極めて稀です。いないかもしれません。普通だったらやらないようなことをやりすぎたと思っています。

本当だったら大学院とかに行くと不自然さが消えたと思うのですが、私はお金がなくて進学することができませんでした。

だから現実世界で話ができずに、このブログに色々書いています^^;

 

色々嫌になる日もありますが、自分はこういう性格に生まれてきてしまったので、仕方のないことです。

大学院に行かないのも仕方のないこと。仮に行ったとしても同じ思いをしていると思います。

変えられないのなら、対処して行くしかありません。

連休を取ることは私の業務上、とても大切なことだと思っています。