マッサージ師になってみたブログ

マッサージ師になってみました。医療保険で揉んでいます。

臨床マッサージ師に論文を読むことは必要か?マッサージ師と論文検索。やるのなら役に立つ情報を得よう!

おはようございます。めりーです。あん摩マッサージ指圧師です。

私は可能な範囲で医療系の論文を読んでみたことがあります。

結構しっかりやって、何かの手技を習ったら論文を検索して追跡調査してみることもありました。

色々やってみて思ったのは、マッサージ師が論文を読むのはあんまり良いことじゃないと思っています。

 

今日はマッサージ師と論文の話をします。

 

 

医学系の論文とは?どんな時に読んだら良いか

論文とは

 

1論議する文。筋道を立てて述べた文。

2学術的な研究の結果などを述べた文章。「博士論文」

論文(ロンブン)とは - コトバンク

 

 

医学では研究者が研究結果をまとめたものを読むことがあります。

治療のヒントに活かしたり、世の中の事情を傍観するのに便利な文章です。勉強した人たちが書いているので専門性が高く、インターネットでは知ることができない情報が書かれています。

私はマッサージでも治療方法を調べたり、習ったことを詳しく知りたい時に読むことがあります。

 

医学系の論文は普通、英語で書かれています。

検索エンジンはGoogleではなく、専用の検索ソフトがあります。医学論文専用の検索ソフトは医大や大きな病院など専門機関にしかなく、マッサージ師が使うことはできません。

ではどうしたら良いかというと、インターネットの普通の検索でも論文を検索することができます。またアプリでも論文検索専用のアプリがあります。

私は英語の語学がそれほど堪能ではないため主に日本語の論文を、普通のネット検索で調べて読んでいました。

 

日本語の論文は質が低い傾向があります。

きちんとした研究はデータがしっかりしていますが、日本語の論文は十分な症例を用いてないなどの欠点が問題です。

「そういうことを書いている人がいた」という参考程度にとどめておくことになります。

 

また英語論文だったとしても、人によって意見が違ったり、反論や批判の追試があったりと結構グダグダします。

ネット情報と一緒で、間に受けすぎず、「ふーん、なるほどね」くらいにとどめた方が良さそうです。

 

論文を読む練習会がある。興味がある人は参加してみては

英語の論文は一般英会話ができたとしても語彙が多いためとても難しいです。

英語の医学論文を読み、そこから治療方法を検討する「EBM」というものがあります。

例えばお医者さんが、何かの薬を処方しようか迷った時に、本当にその薬が効くのか、どれくらいの人に効いたのかを論文検索して調べるという方法です。

EBMは語学のある人にも慣れないと難しいそうで、専用の勉強会があります。

私も2度ほど参加しましたが、来ているのは主に医師、コメディカルスタッフ、学生などで、マッサージの人は全く見ませんでした。

マッサージに論文の勉強は浸透していないようです。

興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

 

どんな時に論文を読んだら良い?私がマッサージ師として論文を読んでみたケース

私は英語論文が読めないので、日本語の論文を読むことがありました。

目的を持って調べたのは一度だけですが、「AKA」という徒手療法について日本語で論文検索してみました。

日本語の論文だったのでデータが少なく、割と感情的な部分が多かった覚えがあるのですが、専門的な書籍で情報が足りないときは論文で調べた方が良いとう学びになりました。

今後も治療法を習った時は追跡調査すると思います。

 

マッサージ師が論文を読むメリットとデメリット

論文というと難しいイメージがありますが、完全に慣れだと思います。

ジャンルが医学に限られていると出てくる言葉も制限され、慣れてくるとサラッと目を通せるようになります。

文字が多いので本を読まない人には辛いかもしれませんが、少なくともこのブログが読める人であれば読むことができます。

 

たくさん読んだわけではないですが、マッサージ師が論文を読むとデメリットの方が大きいかなあと私は感じています。

マッサージ師が論文を読むメリットとデメリットをまとめます。

 

マッサージ師が論文を読むメリット

①難しい文章に慣れることができる

専門用語がびっしりのものは、普段見る機会がありません。

論文は専門用語や特殊な言い回しが多いため、難しい文章に慣れることができます。

将来的に研究をしたい、論文を書いてみたいと言う人や、もっと勉強したい、難しいことを理解したいと言う人にはとても良い勉強になります。

 

②知識に幅が増える

論文は書籍にならないような情報があるので、普通に暮らしていて得られないものを知ることができます。

論文の段階では少数派意見であることに留意して、参考にしましょう。

 

③書籍にないものは論文を読むしかない

医学にありがちですが、本に書いてないことにつまずくことがあります。

好奇心旺盛な人は気になって仕方ない、と言うことがあるのですが(私)、先に研究した人が論文を書いていることがあります。

本に書いてないのなら論文で調べるしかありません。

それでもダメなら自分が研究するしかない。

多分普通の臨床から研究者になる人はそういう人なのだと思います(笑)

 

④全然論文を読んだことがないよりは良いと思う

世の中には「大して詳しくもないのに自分の知ってる限りをこの世の真実のように話す人」というのがいます。

大人なので「あー」と思ってもニコニコするようにしていますが、人のフリみて我がフリ直せと申しますように、知ったかぶりして恥ずかしくならないために一度は論文に触れておいた方が良いと個人的に思っています。

 

マッサージ師が論文を読むデメリット

マッサージの論文検索は全部日本語でしていますので、それを読んだ感想です。

 

①実用性が、ほぼない

マッサージに関する論文はイマイチです。

日本語検索では看護に関するものが多く、精神的な効果が書かれています。

一方でマッサージ師によるマッサージ師のための論文というのは見つけられませんでした。

代替療法関係の論文はありましたが、何十年も前の古いものであったり、自分凄いだろうドヤ!!みたいな内容だったりと情報としては無意味なものでした。

マッサージ、代替療法系の論文は質が悪いです。

これを読む暇があるなら教科書でも読んだ方がまだ良いと思います。

 

②時間がかかりすぎる

論文検索はある知りたいことに関して、いろんな情報を得ていく作業になります。

これが簡単に編集されているのは書籍です。書籍は本当に優れた情報媒体だと思います。

論文検索はネットサーフィンと全く同じ行為なので、十分な情報を得るにはかなり時間がかかります。

臨床マッサージ師という忙しい仕事の人にはあまりおすすめできないかもしれません。

 

③治療に活かしにくい

論文検索してそれっぽい情報を得たとしても、私の経験上は実際臨床に活かしにくいです。

論文は机上の話なので、現実とはちょっとズレているような気がします。

 

④データ解析ができない

マッサージ師にとってはこれが最大のデメリットだと思います。

マッサージ師は教育上で研究に関することをあまり習わない(本科は公衆衛生で習っていますが、少ないです)ので、論文を読んでもデータ解析ができません。

頑張って英語論文を読んだことがありましたが、データを見てもよく分からないのです。

データ解析は論文の中で行われていますが、その論文の良し悪しを判別するために自分もできなければいけません。

賢い人は問題ないのかと思いますが、私レベルでは全くできないので論文検索自体あまりやらなくて良いものだと判断せざるを得ませんでした。

 

 マッサージ師は暇なときに目を通すくらいが丁度いいかもしれない

 色々やってみた結果、マッサージ師が医学系の論文を読むことはあまり推奨することはできませんでした。

何より時間が勿体無いと思います。

特に医療マッサージは技術的なものよりも、一般医療現場から常識を知っていく方が大事だと今のところは思っています。

論文はその先のことであって、臨床とはちょっと話がずれてしまいます。

論文を読んだこと自体に満足しては何にもなりません。情報はそれを活かせて初めて役に立つ情報です。

 

全く見たことがないというのもちょっと問題だと思うので、暇なときに眺めてみるくらいのことはしておいて損はないと思います。

 

日本語の論文検索でヒットする論文は質がイマイチです。

おすすめなのは論文型の専門雑誌です。

総合リハビリテーションは理学療法士の雑誌ですが、 論文形式で内容がしっかりとしており、主観的な表現が少ない(あることはありますが)です。

慢性期以降の介入についてはマッサージ師も非常に参考になることが書いてあります。

役に立つ上に、論文にも慣れることができる本です。

全体的に「まともに間に受けても大丈夫なこと」しか書かれていません(笑)

日本語の論文検索をするのならこちらを一冊買って読んでみる方がかなり有意義であると私は感じました。

 

終わりです。

モミモミ。